REPLICA 夏なので…平和をテーマに趣向を変えて
メタル、ハードロックを中心に女性ボーカルのバンドを紹介するブログです。
でも今日は、80年代J-POP(それには深い理由があります。)
80年代に一部のコアなファンによって熱狂的な人気を得ていたバンドです。露出は少なかったものの、圧倒的な歌詞の世界観がバンドブームの最中若者たちに支持されていました。
中でもこの曲はメッセージ性が特に強い名作中の名作です。
チェルノブイリの事故に衝撃を受けて書かれた歌詞とのことです。当時の日本は原発の建設ラッシュに湧いていました。反原発として有名なのは故人の忌野清志郎さんですね。国の圧力によって曲の発売ができないという時期があったのを記憶しております。
大人になり、福島の原発事故を受けてこの曲を改めて聴き直し、鳥肌が立ちました。
アリョーシャというのはドフトエフスキーの作品に出てくる神を信じる純粋な少年の名前、その世界が強大な何かによって汚されていく様を抽象的に見事に描いています。
歌詞抜粋
湖水に舞い降りる小さな水鳥たち、いつか亡骸に変わり果てた
二度とそこには近づけないの
隠したおもちゃはいまどこにある
悲しくなるほど夢は無力で
鉛色した怪物たちが
音もなく…無表情のまま…少年の世界汚してく
今の日本にこれほどの歌詞を書ける人がいますか?ぜひメロディーに乗せたものを聴いてみて!!!
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私、被爆二世です。音楽に絡め、戦後70年の節目に記事を書きたかったのです。
これまでいろんな場所に書いてはきましたが、火葬場で骨が残らないという場面に幾度となく遭遇しました。二世ということは、生き残りの子孫ですので。放射能の驚異はこの目で見て知っています。
ちなみに私は反原発だのなんだの言うつもりはありません。色々な事柄を知った上で自分の考えを持つことが大切ではないでしょうか。
平和と言いながら、原発の記事になってしまいました…
音楽ブログですので、これ以上はやめておきます。母と一緒に出版しているものがあります。興味のある方は是非。